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| 2009/12/07 とても悪い(-2 pnt) by 青い羊 今般、関連ドラマCDを破格で購入。ガンダム20周年プロジェクトとの記述がある。 10年前、本編TV映画を視聴したときのガッカリ感が押し寄せてきてやるせなくなる。 と同時に「10周年、20周年、そして30周年って一体いつまでガンダムで飯を食う気だ」という思いと「いや40周年、50周年といつまでも食いつぶすまで続けるのだろう、そして新たなファンを獲得しながらしぶとくブランドを維持していくのだろう」という思いを持った。 そんな連綿と続く超優良コンテンツ『ガンダム』の歴史の中で、とりわけ黒歴史、或いは無かった事と位置づけられている印象を受けるのが本作Gセイバーではなかろうか。 ハリウッド(或いはアメリカTVドラマ)的なダメな部分のみ色濃く出たキワモノ。 本作はそれ以上でもそれ以下でもない。加藤晴彦氏ら吹き替え俳優陣もそれなりに頑張っていたと思うし、ラストのGセイバーのつたないCG戦闘描写も当時としては頑張っていたと捉える事も出来よう。 しかし、脚本がなっちゃいないのだ。かつての体制側英雄パイロットがとある事件を機に最新鋭機で現役復帰し、反体制グループを率いて圧倒的戦力差をものともせずに打ち破る。王道だ。王道である事自体は悪くはない。その基本ラインを冴えた演出や、丁寧な脚本構成で一級の娯楽作品に仕上げているのが黄金期ハリウッド映画のビッグタイトル達である。そこのさじ加減を間違えれば、或いは水準をクリアできなければ所謂「大味」な駄作群に埋没する。本作は地中深く埋没した。 ストーリーラインがガチガチの王道である事が悪いわけではない。脚本や演出が稚拙である事が問題なのだ。本作は正直、視聴時間を溝に捨てるような駄作である。ロボットモノには縁遠い河原よしえ氏によるノベライズ版と比べても格段に物語としての出来が悪い、視るに値しない重地雷である。よって評価は最悪に近い「とても悪い」が妥当であろう。 ただ本作のスピンオフ的作品であるドラマCD(ブックレットではCDシネマ)は本編と同様またはそれ以上にベタな王道物語であったが、中村大樹氏や坂本真綾氏らの演技に支えられた事もあり確かな構成で70分間しっかり楽しめるレベルに仕上がっていた。やはり映画媒体を含めた「物語」のキモは脚本なのである。 まだGセイバーに触れていない宇宙世紀ファンがいらっしゃたら、そのまま捨て置くか、ノベライズ版かCDシネマ版に触れる事をお勧めする。 |
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