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| 2012/05/18 とても良い(+2 pnt) by みずたでぜんまい 【良い点】●登場人物達。どのキャラも魅力と個性に溢れています。ただ一部のキャラ、 特に悪役の面々にはイマイチ好感が持てないですが・・・。どんな作品でも好感が持てない、 むしろ嫌いでも「物語を盛り上げるのに貢献している良い悪役だな」と思うキャラは多いのですが・・・。 そうは思えないキャラも話が進むにつれ目立って来ていますね。人間キャラだけでも膨大な数にのぼるので 全員を良いキャラにするのは最高レベルのストーリーテラーの日下先生でも難しい所でしょうけれど・・・。 ●ストーリー。原作ゲームの数がリメイク版も含め、どんどん増加しているのに全ての章が面白く 綺麗に纏められているのでゲームを遊んでいなくても楽しめます。原作者である日下先生の 後付けの仕方、伏線の張り方と回収の巧さ、構成力の高さには常に「凄い・・・!」と感嘆します。 ●作画。初期を担当していた真斗先生に強い愛着があっただけに、山本先生の画風には最初は 抵抗を覚えましたが、今では好感を持っています。女性キャラが美人で可愛いですし、 バトルをダイナミックでパワフルに描いて盛り上げてくれていますので。 【悪い点】●エメラルドのデザイン。山本先生の作画も好きですが、一部のオリジナルキャラ達の デザインがポケモンらしさが無く、イマイチなのが難点ですね。悪役だとチャクラとオウカが該当します。 とはいえ彼らは出番の少ない悪役なだけにまだ良いのですが、何と言っても主役の一人である エメラルドのデザインが受け入れられません。先述の二人もですが、キャラクター自体は良いですし、 体に障害を持つキャラをメインに据えて活躍させるアイデアも優れているのですが・・・。 先代の真斗先生のキャラデザが秀逸だったのもあり、どうしても目に付くんですよ。 両先生とも画力は秀でていますが、デザインセンスには落差があると感じずにはいられません。 ●二章のラスボスのヤナギ。自分のミスで大切なポケモンを事故死させてしまった事が辛くて堪らない、 何としても彼らを救ってやりたい気持ちは解りますが・・・。誰しも愛別離苦の運命からは 逃れられないし、それ故に他のトレーナー達だって程度や形は違えどポケモンとの別れに 苦悩しているのですから、自分もその痛みに耐えようとすべきです。それなのに大勢の他人も 自分と同じ苦痛を抱えている事も、彼らと同様に苦しみを堪える事も考えようともせず、 さも自分だけが不幸であるかの様に振舞うのは目も当てられなかったです。 悪党にも様々なタイプがいますが、こいつといいメロといい誰もが我慢している事が出来もしない、 自分の気に入った相手の事しか思いやれない、私欲の為だけに無関係の人物すら平気で毒牙にかける 自分が悲劇のヒーローだと自己陶酔するクズは一番許せないし大嫌いです。 クリスも言っていましたが、たったそれだけの為に、あんなにも凶悪な犯行に及ぶとは 信じられません。彼に捕獲されたり、監禁されたり、洗脳されたりした伝説のポケモン達も 悲惨でしたが、物心付いた頃に誘拐され虐待を受ける事となったブルーとシルバーが 気の毒でなりません・・・。二人とも逃走に成功し親とも再会出来ましたが、 『パプワくん』のシンタローも言う通り、「子供はいつか親と離れる時が来るんだから、 その時まで親にはうんと甘えるべき」なのに、その大切な時間を五年以上も 奪われてしまったんですから・・・。後に克服しましたが、ブルーは鳥ポケモンやニックネームに 対するトラウマも植え付けられたので本当に可哀想でした。単純に世界征服を企む連中の方が まだマシって位、動機がショボイ割に悪逆非道なだけに怒りと嫌悪しか感じられません。 【総合評価】ポケモン漫画としても、バトル漫画としても長期連載作品としても、 最高峰に位置すると思います。間違いなく名作漫画の一つですが、私にとっては 上記の不満点がかなり大きい為、「とても良い」の評価を下します。 |
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