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| 注意: これは漫画版。その他メディアのページ アニメ:鉄腕アトム (1980年版) / ゲーム:鉄腕アトム / 特撮/人形劇:鉄腕アトム |
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| 2012/02/15 最高(+3 pnt) by 634 今は科学文明の発展に陰りが見えてきたような気もしますが、本作は科学の発展とそれを扱う人間への警鐘というテーマも盛り込まれていました。 作品は天馬博士によって誕生した後、お茶の水博士に拾われたアトムが、人類の力になろうと、そして悪漢や、彼等が操るロボットと戦うという単純明快なものとなっていますが、アトムがそんな中でロボットでありながら人間同様の考えを持ち、人間同様に成長していくというものが、読者の目を通して、アトムと読者が成長していくという作者視点、読者視点が一致していたと思います。 中にはやりきれない話もあったり、現在はマイナスイメージの強い原子力への描き方が・・・という気もしますが、それでも、未来世界への夢と憧れに、現代にも通じる科学文明の発展と、一つ誤ったら悲劇や惨事が起こる可能性もある・・・という警鐘や文明批判が、作品を単なる子供向けの娯楽ものにしていなかったと思えます。 今は設定や、当時は実現しそうだと思われていても、現実には「有り得ないこと」というテクノロジーや考えも顕著に見られる気がしますが、それも時代を感じさせたり、SFが元来御伽話であるという視点で見てみれば、作者と読者の気持ちと視点を共有出来たように思えます。 『火の鳥』や『ブラックジャック』のような壮大なテーマと比べると、ちょっと作風的に小さい感じもしますが、多分『ドラえもん』なんかも本作の影響を受けているですし、こういった作者の未来への憧れと友達として描かれるロボットは、外国のアシモフの小説などを除けば、多分日本ではアトムが初めてだと思います。友達であり、悪い奴をやっつける正義のロボットという独自のキャラクターを見ていけば、作者の創り出した影響と遺産の大きさが判ります。 夢多き科学、継承すべき、伝えるべきテクノロジーの使い方の良し悪しと、それによって起こるかも知れない科学に溺れ、それを扱う人の心によって・・・という問題点を、作者はアトムというキャラクターに託して伝えてくれていたといえるでしょう。 |
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