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最新作品評価

2010/05/06 良い(+1 pnt) by ぼっこ
キムタク主演というと、大抵は「アウトローで、ええかっこしいヤツ」ですが、このドラマも文字通りな役柄。でもこのドラマの前半では、このキムタク特有の"ええかっこしさ"が皮肉に映りました。

主人公が、良いお歳でチャンスにもなかなか恵まれず、家族ともギクシャクしているのに実家に戻らなきゃいけない。映画「武士の一分」でも思いましたが、ちょっとかっこわるい・あんまり上手くいっていない役だと、トレンディドラマで見せるキザさが反面的に出て、妙に哀愁がただよって見えます。(ええかっこしい演技の寒さが、かっこわるさにハマるような感じ)

そのためか、おんぼろバスの運転手にされる主人公の次郎のキャラクターは結構好きでした。複雑な事情を持つ子供たちが、次郎との交流を通して成長していく過度は面白かったです。子供達も施設職員も個性豊かで、団らんシーンも良かった。

でも、どういうわけか途中から面白さが失速してしまった気がします。レースチームの監督はなぜ次郎を走らせないのか、なぜ次郎を認めたのかが曖昧で、ただの気まぐれに見えました。そのせいか、レースに挑むシーンに入ってからグダグダ。風の丘ホームの閉鎖も唐突だし、園長(次郎の父)がアッサリ諦めるのも、PTA達があそこまで目に仇にする理由もよく分からない。謎めいた調理師の扱いもいい加減。先生(小雪)と、いつから恋仲になったのかも不明。

登場人物や設定、やりとりに惹かれる要素がたくさんあったのに、中盤からなあなあになってしまった。最終回も、テンプレ通りの「涙の感動!恋が実った!ハッピ〜!!」的な、妙に安っぽいものになったと思います。なんでこうなっちゃったんだろう。前半は好きだし、落ちぶれレーサー+事情を抱える子供達って変わってて面白いと思ったのに。個人的に、惜しいドラマという印象です。

あと、キムタクはもっとかっこわるい役をやった方が良い。寒さが良い意味でハマると思います。

部分的な感想だと、前半「とても良い」、中盤「普通〜悪い」、後半「悪い」。全体は間をとって、普通よりの「良い」と評価致します。


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