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| 2011/09/02 良いと思うコメント by bit TV版ワンピースはチョッパー登場前に挫折しました(笑)。その後じわじわと人気が上がり、気付けばいつのまにかドラゴンボールをも超える国民的人気アニメ作品に。昨年だったかテレビで「STRONG WORLD」を観て「こういう(何も考えないで楽しむ)作品か、では細田守版ワンピも見てみるか」とDVDレンタルで観ました。 ようするに以下は原作ワンピも知らないオッサンが見た感想になります。 泣きましたね〜。 いや怖くて泣いたのではなく(笑)。 「STRONG WORLD」がファンタジーの明るい部分を凝縮した作品だとすると、本作「オマツリ島」は現実の暗い部分を扱った作品だったように感じました。希望と理想に満ち満ちたワンピースという作品にリアリティや重みを与える一篇であったのではないかと解釈しました。 個人的には、TV版などを観ていて一番不気味なキャラクターだったルフィが、理解出来うるキャラになっていた事が良かった。(にわかの意見ですが)ルフィの行動や思想には何も根拠が無く、理想と希望だけを叫び、どこか共通認識とは思えない「オマエは俺の仲間だ!」という「決定」で、なんか勝手に「なかよし海賊団」が出来上がっていく。仲間同士で喧嘩してもトムとジェリーの如く。…いや原作批判をしたいわけではなく、オジサンにはそういったふわふわした関係なのに命がけで戦ってるルフィが独善的すぎてちょっと理解できなかった(笑)。 ところが「オマツリ島」では、ルフィはなすすべもなく仲間を失っていく。きっと仲間達の喧嘩シーンがあと5分も続いていれば何事かあって仲直りしていただろうw。しかし仲直りのキッカケが訪れる前に一人また一人と倒れていく。ルフィにとっては「これまでたまたま遭遇しなかった」トラブルだろう。 結局ルフィは絶望に苛まれ、理想も希望も仲間も失ってしまう。こういった事は現実にも時々ある。自分は、または誰も悪くないのに、何かをごっそり失ってしまう事が。見る側にそういった苦境を乗り越えた経験があるかどうかで、本作「オマツリ島」でルフィの絶望的な戦いに感情移入できるかが決まるような気がします。なるほどルフィは独善的ではなく一本気な奴なんだなぁと。 結局ルフィは全力で戦い続け、仲間を助けることが出来てエンドロールとなるのだが、このラストこそ「あぁ、ふわふわした関係ではなく本当の仲間なんだな」とわかるスマートな見せ方だったなぁと。 ----- しかし制作の都合なのでしょうが、作品としては結構ちぐはぐな出来だった気もします。 ボートでの戦いや、リリー・カーネーションとの戦いの序盤はもうちょっと短い時間で済ませても良かったと思うし、もう少し上手い見せ方があったのではないかとも思う。 一方でゾロやサンジ達の戦闘シーンはもっと多くないと物足りないなとも思いました。それぞれちょっとばかり格好良い活躍シーンはあるのですが、あまりにも短すぎる。活躍しないまま敵に捕らわれたのでは、ちょっと納得いかない。冒険活劇のはずなのに活劇が少ない。 こういった不具合が、ファンの方々には大きく積み重なって「こんなのワンピースじゃない!」って事になるのでしょうね。 にわかの私でもキャラクターの魅力があってこその作品だと思うので、その描き方が物足りなく感じるのは失敗だったと思います。全体的にみて完成度が高かった作品ですが、サービス精神はちょっと足りていなかったように思えます。 ----- 「オマツリ島」の製作に関しては「Webアニメスタイル」にて監督が裏話を語っており、偏見なく読めば真摯に作られていた事がわかります。 また映画では語られていない部分が小説版ではきちんと補足されているらしいです。 |
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