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| 2010/03/29 とても良い(+2 pnt) by 在原健太郎 77年に放映された手塚治虫原作のSFロボットアニメドラマ。時は2015年。科学省の`山之内博士'によって製作された“ジェッターマルス"は当初軍事用にされそうになるが、電子頭脳の開発者`川下博士'の反対されて、純粋な少年の知識をもったロボットとなる。川下博士の娘ロボットの`美理'と共に21世紀を舞台にマルスの活躍が始まる。 本作品は「鉄腕アトム」のリメイク版として企画されたものですが、原作者の手塚先生の周りで諸々の事情と著作権利の問題等もあって、設定は同様ながらも新たな世界観によって企画され直した作品である。そのため主役の“マルス"はマントを出したり精神年齢が幼児等といった風に、アトムから少々アレンジが組み込まれています。また姉的存在ロボットの`美理'や赤ん坊ロボットの`メルチ'を加える等、周囲の関係図も多少異なって設定されたますが、内容的にはアトムの延長みたいな感じに仕上がってます。 主人公の“ジェッターマルス"はアトムをアレンジした感じですが、無邪気な分だけアトムより好感が持てましたね。10万馬力の力とジェット飛行能力はアトム同様ですが、まだ常識的知識がない分派手な行動力で、ダイナミックさではこっちのほうが上だったかな。`美理'は手塚作品によく出てきそうな優しさに溢れた女性ロボットでこちらもよかったです。赤ん坊ロボットの`メルチ'や`山之内博士'`川下博士'は他の作品に登場する手塚キャラそのものの印象しかありません。 ストーリーは科学省で開発されたロボット“ジェッターマルス"を廻り、軍事用を進める`山之内博士'と平和利用に心掛けようとする`川下博士'が衝突し、結局川下博士によって埋め込まれた電子頭脳によって少年の知識と心をもったロボットとして誕生し、以後川下博士と娘型ロボット`美理'によってさまざまな事件や出来事を通じて成長していく展開となっています。内容的にはアトムと同じ感じですが、アトムが最初からいろんな知識や正義の心をもって活躍するのに対して、マルスはまだ物事を知らない幼児のような感じで、川下博士や美理によって教えられながら正義とは何か、本当の強さとは何かを学ばせていくところに本作の見所があります。要するに教育というもので、どんなに強い力や能力を持ってしても、それを役立たせるには何をしたらいいか、本当の優しさ・正義とは何かを教えていくところが重要であるということをみせているんだと思います。そういう意味ではアニメを通じた教育番組といっても過言じゃないかと感じます。 本作品は名作のリメイクものとして製作されたために、その延長やマンネリ化が目立ったためか、そのため知名度もあまりないかもしれませんが、内容的には決して悪いとは思いませんし、むしろアトムより純な少年ロボットの活躍と成長をよく描いていたと思いますので評価は【とても良い】。本作品が放映された当時はまだアニメ全盛期の頃で、名作のリメイクとしての評価しかされてなかったために、半年という短命で終わってしまったのは惜しかったです。でも先にも述べましたように、内容的には今の幼児教育には大切な要素がたくさん詰っていると思いますので、今なら再放映してもいいと思いますが。 |
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