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[アニメ]初恋限定。: Twitter


読み仮名: はつこいりみてっど / 英語タイトル: First Love Limited. (Hatsukoi Limited.)
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ
漫画:初恋限定。

アニメ総合点=平均点x評価数988位/3,693作品中(総合20/偏差値49.90) 987位<= =>989位
アニメ平均点(評価10個以上限)1,079位/2,041作品中(平均0.74=良い/27評価) 1,078位<= =>1,080位
2009年アニメ総合点43位/180作品中 42位<= =>44位



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最新作品評価

2011/02/03 とても良い(+2 pnt) by ctu19811201
・原作未読、アニメ全話視聴のうえ、評価します。
・中学生男女および高校生男女を主体とした、タイトル通り「初恋」にテーマを限定した作品です。
・1話ごとに、それぞれのペアに焦点を当てたオムニバス作品ですが、設定やエピソードにつながりがあります。
・私は当初、2話まで視聴して断念しましたが、もう一度1話から丁寧に見たところ、話数を増すごとに面白いと思えたので、途中面白くない話があっても、全話見ることをおすすめします。

【良い点】
[OP曲・ED曲]
・いずれも、曲の仕上がりとしてとても良いです。
・OP前の「あなたは恋をしたことがありますか?」が全話一辺倒ではなく、OPの入るタイミングも変わり、6話以降ED曲前後の「あなたは今、恋をしていますか?」に変わる点に意味合いがあって良かったです。前半が初恋自体未経験だったものから、初恋の展開に応じて現在進行形に変わり、これがひとつの話を締めるのに抜群に良い響きの決まり文句になりました。
・ED曲の使い方がうまい。まず、「弾けるリミテッド止まらない♪」の歌い出しイントロに強烈なインパクトがあり、話の締めや、次回へつながる余韻を残すものとして、印象的です。水泳対決のテーマであったり(EDでない場面でもショートバージョンで使われることもありました)、最終回の最後の結末を見せる待機期間としての役割も果たしていました。そして、6話(江ノ本慧・楠田悦のクリスマス)・9話(千倉名央と連城先輩)では、特別のED曲を使用し、普段とは異なる演出がありました。6話では、それぞれのキャラクターのクリスマスを静止画で独特の楽しい雰囲気を、9話では、名央と先輩との別れを先輩の手紙で悲しくせつない雰囲気を演出してくれました。

[キャラクター]
・まず、女の子のキャラクターがどれも可愛かったです。特徴的なのは、本作でもっとも焦点が当てられた江ノ本慧です(体育祭(3話)、クリスマス(6話)、河童ファイト(10話)、最終回(12話))。何気ない髪型の変化には意味があり、ツインテールが通常時、ストレートにおろしているのが恋愛本気モード(年上との食事(3話)、楠田へのアピール(失敗しましたが10話))、捜索時にはポニーテール(活動しやすいようにだと思われます)、という細かい設定の配慮に感心しました。
・男っぽい土橋りか、ブラコンの別所小宵、元気で積極的な有原あゆみ、おとなしい千倉名央、とキャラが多彩でありながら、それぞれの設定を生かしつつストーリーが展開され、キャラもぶつかりませんでした。例えば、ツンデレだが美人の慧にはブサイクと恋愛を中心にさせて男の夢を実現させ、冷静に人を見ているりかは慧の恋愛相談役になり、普通であればひくであろうブラコンの小宵もギャグとして見ることができ、アグレッシブなあゆみにはバレンタインでのチョコ処理班となり(8話)、おとなしい名央には一般人としての意見を入れさせ、と見事な役割分担をさせていたと感じました。
・男性キャラがまた格好良くないが、見せ場があるというのが本作の特徴です。野獣である操は玉砕はしましたが、あゆみに理解はされ、気持ちを伝えることの大切さを見せる格好いいシーンがありました(11話)。ブサイクであるが心優しく男気のある河童顔こと楠田は、「男は顔が大事」だと言っていた慧を、「男は中身が大事」というように恋愛対象の根幹をも変えてくれて、無事恋愛成就し、男の夢を叶えてくれました。一方的に好かれていると勘違いしていた曽我部は、自分の弱さに気づき、変わろうと努力しましたが(髪型の変化はその一端でしょう)、恋愛に発展したかはともかく、自分らしさがよいと言ってくれる名央に出会えました。妹にしか興味のなかったブサイク有原有二は、真剣に恋している妹をみて、誰もが振り向く美人の岬と向き合うようになりました(飴玉口に入れて好かれるというのは未だに納得できませんが)。水泳一筋の眉毛太い武居源五郎は、巨乳眼鏡の渡瀬めぐるに好かれ、気にしている胸をどうどうと好きだと叫び、めぐるをやめていた水泳に復帰させ、ある意味あの発言は格好良かったとの錯覚を覚えさせられました。ひ弱な眼鏡くん寺井春人も、練習を頑張ったご褒美に男気あるが女らしさもある土橋りかに受け入れられました。
・一方、イケメンないし登場キャラでもましな顔の男性陣は玉砕していったのも、本作の特徴です。あゆみに好かれた衛、妹に好かれた別所良彦は、共にきれいなお姉さん岬に玉砕しました。二人とも悪いやつではなかったのですがね、一つでも恋の矢印が向かれてると、上手くいかないんですね。本作では唯一イケメンであろう爽やかな連城先輩は夢を追って、遠い海外へと旅立ってしまいました。去り方もきれいでしたね。

[映像・演出]
・キャラクターの作画が綺麗で見やすいのはもちろん、背景に特徴がありました。明るく楽しそうな場面では暖色系の背景を(恋する場面では主にピンクにキラキラで、花の背景もありました)、暗く落ち込んだ場面では寒色系ないし白黒の背景を(オーラなんかも出たりしました)、使っているのが、伝わりづらいその場の雰囲気やキャラクターの心情を明確に示唆するものとして効果的でした。
・演出として、恋のスイッチが入ったときにサイレンが鳴るのが斬新でした(岬は飴玉なめた後にパトカーのサイレンが鳴っており、慧は妄想中にサイレンが鳴っていました)。
・なんといっても本作では多い心理描写が特徴的でした。相手の思いを断るにしても、相手を好きになるにしても、女子目線が多かったですが、非常に丁寧に描かれていました。リアルタイムな心情のみならず、過去の回想や詩的セリフがまた趣あるものだったと思います。

[ストーリー]
・オムニバス形式で多い登場人物をそれなりに主要人物扱いすることによって、キャラクターに思い入れさせたり、飽きを感じさせない効果があったと思います。
・単にオムニバス形式ではなく、エピソードに繋がりをみせること、そして、楠田・慧カップルを主軸に持ってきたこと、話の始まりと終わりにあゆみを持ってきたことが良かったと思いました。楠田に関しては男の夢ですし、数ある山や谷がありながらも乗り越え、最初と最後で慧の理想像を変えてしまったことなんて、とても良かったと思います。あゆみに関しても、結論は操の玉砕でしたが、操は気持ちを伝える大切さを見せ、恋愛対象ではありえない野獣を真剣に恋愛対象として考えさせたことに意義があると思います。結果、初恋相手を大事にしたいとのオチは、作品のテーマであり、少女の描く夢に添っているのですから、それはそれで良かったと思います。

[感動]
・全話通してみると、感動するシーンもありました。以下、思い入れのあるシーンです。
・第6話で、クリスマスプレゼントはサンタ衣装かと思いきや、慧にダサイと否定されたにもかかわらず、慧が好むであろうピンク色を選んで手袋を買っていて、慧がホントはピンクが好きだったと言ったタイミングで、「俺って超能力あるかも」と出した手袋。
・第9話で、いつもはいるはずの美術室に先輩がいなくて、いつもと違う向きのキャンバスに手紙らしきものが挟まっていて、手紙に注目すると思いきや、キャンバスに描かれていた千倉名央の笑顔。
・最終話で、坂を駆け下り、夕日と海に見とれて頭が空っぽになった中(キャラクターを真っ白にして表現していました)、慧との思い出を数々思い出していく中、入学当初から好きだったとわかり、それでいて慧の「ほんと、ごめんね」の言葉がよぎりつつ、海へ走り出し、「ちきしょう、大好きなんだ、江ノ本」と叫ぶ楠田。

【悪い点】
・テーマが初恋に絞られていること。これは初恋を思い出し、なつかしい思いに浸るとの需要があればよいのですが、初恋に浸りたい需要がなく、現在の恋愛観に自己投影したい場合は、今の自分が初恋から遠ければ遠いほど、興味が薄れてしまうものだと思います。なんといっても、中学生の初恋を中心に描いていますから、現在の恋愛観でみたい欲求が強ければ強いほど、恋愛レベルのギャップに落胆するかも知れません。私は、当初その現在の恋愛観で見たい欲求を抱きつつ、中学生レベルの初恋にチープな悪い偏見の目で見てましたから、2話で断念したのです。しかし、この欲求と偏見を払拭できれば、初恋への渇望が生まれ、本作はとても魅力的なものになると思います。
・男子主人公があまりにブサイクであることから、アニメにはリアリティを要求せず、理想だけのきれいなものとしてみたい場合には、不快感が残ります。私にもこの感じがしまして、当初敬遠していたのですが、慣れれば問題ありません。むしろ、長く見れば見るほど応援したくなります。
・パンチラが必要以上に多いです。現代の女子高生の風潮に従い、登場女子人物のスカート丈が短いので、必然的に見えますが、1点、わりとシリアスなシーンで見えてしまったのが残念です。第8話のバレンタインで、岬が良彦と衛に謝る際に、見えてしまったのが残念です。もっとも、私が必要以上にパンチラに注視していたのも原因ですが、気にならない方も多いと思います。

【総合評価】
・初恋を楽しみたいのであれば、非常に丁寧に作られた最高作です。ただ、必要以上に私が丁寧に見たこと、そして、初恋からもう少し恋愛に発展した部分が見たい欲求があり、ほんの少し不満が残りますので、評価は「とても良い」にします。
・なお、私のページの「書き物」欄に全話のあらすじ(再現)と少々の各話感想がありますので、御興味のある方は御覧ください。


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